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2017年10月20日
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23)DR.DAC2 コンデンサ改造(後編)

2009年06月18日

前編はこちら。

さて後編は電解コン交換です。
電解コンの数は全部で21個。
うち2箇所はみんなのヒーローOSコン、それ以外はRubyconの小型アルミ@一般品です。
折角OSコンを使っているのになぜそれ以外は一般品なんでしょう。
得体の知れない海外品よりはましでしょうけど。
普通のカップラーメンに入っているチャーシューだけなぜか本格的な焼き豚が・・・みたいなものですよね。
折角の焼き豚もこれじゃかわいそうです。

野暮話はさておき、折角のOSコンを生かすため、残り19箇所のコンデンサをオーディオグレードにしようと言うわけです。
使用したのは・・・
「ニチコンFine Gold」
「ニチコン ES」
「東信 UTSJ」


です。
部品代(送料別)は1,510円、共立電子とアスカ情報システムというところで調達。

ESは両極性、デジタルイン部付近の100μFのもの1箇所と交換。
両極性にしたのは特に意味し。
FGは±電源(基盤中央付近の4個並んでいる部分)とラインイン部に。
残りはUTSJです。


さて早速交換するぞ~・・・っとその前に大きな立ちはだかります。
まず物理サイズ。
小型アルミの為、一般的なオーディオグレード品は一部箇所を除いて換装不可。
強引に表面実装するか、スルーホールをリーマーなどで拡張しなければなりません。

そしてダメ押しはスルーホール(両面プリント)&鉛フリーハンダ仕様。
パターンが細かいのもありますが、普通のハンダ吸い取り器では吸い取れませんでした。
ハンダをランドに盛ってもダメです。
ランドのハンダをハンダごてで溶かしつつ強引に引き抜けましたが、慎重にやらないと簡単にランドがはがれてしまいます。
実際何箇所かはがしてしまいました。orz
幸いにもはがした箇所が問題ない場所だったようで、導通チェック&試聴する限りでは問題なしでした。
でも精神衛生上非常によろしくないです。

dencon_090618.jpg

↑コンデンサ比較。
Rubycon製はとにかく小さい。
そして対照的にオーディオグレードはとにかくでかい。
25V品を使用している箇所が多くありますが、おそらく電源電圧である14.5V前後がかかるためと思われます。
16V品にする事で物によっては小型化できますが、安全マージンがなくなるのでオススメしません。
もし16V品にするなら事前に印加電圧をチェックしましょう。


drdac2_before.jpg

↑試行錯誤&四苦八苦の結果無理やり交換完了。
3時間もかかってしまいました・・・。
幸か不幸か、スルーホール@両面ランドのおかげで表面実装することはできました。
表面実装部分は無駄にリードが長くなってしまい、ノイズが心配になりますがそこはご愛嬌。(試聴した限り影響はなさそう)
交換時無理に電解コンを押し込もうとするとランドがはがれるので、そういう時は表面実装にしましょう。
表面実装後はオペアンプ交換も含めできるだけ触らないようにしましょう。
制振&ランドはがれ防止対策として可能なら接着剤等でコンデンサ同士を固定すると良いかも。


drdac2_before2.jpg

↑おまけ。
ラインイン部分のアップ。
オペアンプの定番NJM4580らしきものが見えますが、交換不可。
その上に見えるゴールドな電解コンはFG@ラインイン用です。


気になるインプレは・・・。



すばらしい!


の一言です。
何がすばらしいかって?
重めの低音がズンズンと出て、中音(ボーカル)が良い意味で前に出る感じがアップ、音の広がり、解像度、透明感、艶っぽさ、ほぼすべてにおいて良くなりました。
普段あまり聴かないJAZZを試聴してみると、ウッドベースの重たい低音が本当ズンズンと響いてきます。
まるで目の前で演奏しているかのよう。
シンバルの高音の伸び、ピアノの艶っぽさも感動ものです!
駄耳の私でもはっきりわかるくらいです。


交換直後は音場がかなり狭まり、中音(ボーカル)が前に出すぎ。
解像度も低くなったし、やっちまったかと思ったほどです。

オペアンプ交換も良いですが、できるならコンデンサ交換もオススメします。
ただし難易度は超が付くほど高いです。
強いて言えば難易度レベル10中8~9です。
ハンダ付け道具が一通りそろっていない&ハンダ付けに自信がないならやめておきましょう。

最後に・・・。
DR.DAC2もとある情報掲示板でディスコンとなってしまいました。
意外に短命でしたね。
市場にはまだ出回っているでしょうが、DR.DAC同様近い将来姿を消すでしょう。
名機といわれたDR.DAC2、後続は出るのでしょうか。
もし出るならサイズが大きくなっても良いので、電解コンにもこだわり、電源部はオプションでも良いのでグレードアップ品を出してほしいですね。
それとラインイン部のオペアンプも是非交換可能にしてほしい。
デジタル部についてもコアキシャルor光切り替え、出力も付けてほしいです。
実現されたら売価は相当なものになってしまうでしょうね。

オペアンプ交換も含め、改造はとりあえずこれで完結です。
これ以上いじると本当に壊れる(すでに壊れている)だろうし、オペアンプの泥沼地獄にまたハマってしまいかねませんからね。

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